ホモ・ルーデンスになれない大学
 7月16日早朝のNHKテレビをみていたとき、大阪体育大学原田宗彦教授が、大都市大阪が遊べる街にはなっていないことを話しているのを聞き、なぜか新鮮な気がした。「ホモ・ルーデンス」とは「遊ぶ人」という意味のようである。当たり前のことではあるが自分の勤める「大学」を考えたとき、そこもやはり同じだと痛感した。
 なぜそんな感じを今さら持つのかを少し考えてみると、そこには大きな時代の流れがあるように思う。「不況」の中、生き残りをかけた「闘い」、それは企業にはもちろん、我々のいる国立の大学にもその設置基準にまつわる問題として迫っており、また将来の自分を考えたときいまはまだ子供である彼らにもその圧力は強まっている。そんな厳しさに人々を追い込む原因はどこにあるのだろうか。
 定年後にそんな生活がしたいと夢見るなんてのはつまらない。いまのような生活は、とにかく疲れる。学生もきっと疲れているに違いない。