武道についての最近の私の感覚
 「ボストンマラソン3位、有森裕子さんはよく復活しました。日本では、いったんタレント業に入ったらもう一線での競技は続けないのが当たり前みたいですが、アメリカではジョイナーもカール・ルイスも相当期間両立して見せた。私は、有森さんが復活できたのは、アメリカにいるおかげじゃないかと思うのですが、いかがでしょう。少数例から論理を飛躍させすぎかもしれませんが、どうも日本のスポーツは「道(どう)」であり、「苦行」なのかもしれないって気がしてなりません。頂点を極めたら引退するのをむしろ潔しとする空気も「道」精神の表れじゃないかしら。楽しみなら、仮に一番じゃなくなったって続けられるけど、「苦行」は長く続けたいとは思われませんよね。アメリカなら有森さんだけじゃない、岡本綾子さんだって、試合数を減らしてもツアーを続けている。日本にいたら「勝てなくなったのに続けているのは見苦しい」とかいわれちゃうんじゃないかしら。それって変だ。伊達さんにも陣内さんにも続けてほしかった。」(小倉明彦著、http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/~oguraa/sports.htm/より引用)。
 でも、プロでない選手にそれを要求するのは、楽しさというスポーツの原点から外れるであろう。しかし、もともと身体の動きとしては自然でない動きを「無意識下」で自然に行うようにするのが各種スポーツそれぞれの「基本」であるとすると、その基本の部分の「繰り返しの練習」は必然である。